MARUHA MOTORS

4連用インナーベンチュリ

2016年より新型4連インジェクションが設定されていますが、そこに採用される新たなオプションパーツにインナーベンチュリがあります。

新型4連は、NA6.NA8、NB6、NB8全てに共通して45mmの薄型スロットルボディを採用いたします。

(注):2.1L用の特殊エンジンに関しては、50mmボディの設定が用意されています。
50mmボディにはベンチュリの設定がありません。

この45mmサイズは共通性を高く持てるサイズ故に、基本サイズとして採用しています。
しかし、エンジンの排気量、仕様などで求められるサイズにも細かに対応する事も大切です。
そこで、インナーベンチュリを考案いたしました。

薄型スロットルボディを採用することで、限られたエンジンスペース内に空間を持たせ、ベンチュリアダプターを装着させています。

ファンネル→ベンチュリアダプター→スロットルディ→インテークマニフォールド
の構成になっています。
このアダプター内に、ベンチュリをインサート出来る様に設計されています。

ベンチュリの内径サイズは36mm、38mm、40mmの3種類から選択が可能です。

アルミブロックから削り出されたベンチュリは空気剥離を嫌い、舐めらから曲線を描きながら鋭いエッジを有する独特の形状になっており、大変手間のかかる機械加工から作り出されます。

エンジンチューニングに於いては、発揮されるパワーが大変気になるところですが、実際には扱い易さも大事なポイントです。
それゆえ、多くの方がMARUHAのカムを選択さる際に、Fカムや264度程度の比較に穏やかなカムをチョイスされるケースも少なくありません。

この考え方と同様に4連インジェクションキットを使われる場合に、ピックアップの特性を重視される事、あるいはエンジンの仕様に合わせる口径を求めらる事、これらの要求に応えるためにベンチュリが設定されています。

B6のノーマルエンジンならば、36mmを選択されることもあります。
また、全開走行をメインにした仕様であれば、B6エンジンでも40mmを選択する場合もあります。
ダイノ上で上側が伸び悩んだり、あるいは中間域が薄くなったりと、エンジンセッティングを行う上で色々な局面に遭遇しますが、その時に手軽にベンチュリが交換できる、あるいは外してストレート(45mm)が試せる点は非常に優位であります。

ベンチュリを使ったチューニングは弊社では排気系のVPヘッダーがあります。
排気系にも口径の選択は非常に有効なポイントです。
これに合わせて4連側もベンチュリを選択できることで、MARUHAアイテムを使って実に幅広いエンジンセッティングが可能になるわけです。

勿論、そこには設備や技術が必要になってきます。
例えば、メールでどのサイズが適しているのかとご質問を頂いたとしても、状況やエンジンのコンディション、ユーザー側の使い勝手も確実には把握出来ませんので一発で"コレ"とは言い切ることは難しいと考えます。
しかし、そこは逆転の発想で、様々な組み合わせが可能であることこそがMARUHAの提案なのです。

幾つかのパターンを試されることは、よりご自身に合った仕様を求めることに繋がります。

[Home]