マルハオリジナル・カーボンカムカバーにロゴが入りました。
ステッカー貼りではなく、コーティング層にロゴがあしらわれた手法なので剥がれるようなことはありません。
プライドをかけた“27”を強調するデザインロゴです。
NA6CEとNA8Cのカムカバーの先端をカットして、カムプーリーを丸見せする方法があります。
かつてのコスワースを彷彿させるむき出しのカムプーリーは何とも言えぬレーシーさを醸し出すに十分です。
ケーターハムスーパーセブンに収まるコスワースBDR、お値段800万円なんて時代がありました。
エンジン始動と共にカムプーリーがジャラジャラと回りだす様は、メカ好きにはたまりません。
また、カムプーリーがむき出しであれば、可変式プーリー装着の場合、容易にバルブタイミングを変更することができます。
(純正カムカバーの場合は、プーリーの調整をする際にカバー全体を取り外さなくてはならない。とても手間が掛かる。)
カムプーリーを簡単に触れるということは、こういったメンテナンスからの意味もあるのです。
ただし、"むき出しのまま"と言うのはあまり良いことでもないのです。
タイミングベルトを介して、クランクシャフトの回転をカムシャフトに伝達しています。いわばエンジンの中枢的な部分でもあり、タイミングベルトやカムプーリーに支障が出ると大きなトラブルの原因にもなりかねません。
だから、メーカーではタイミングベルト部はしっかりとカバーしているのです。
マルハのタイミングカバーは、先端をカットした後に、簡単に且つレーシーにタイミングベルトをカバーします。
カバーの取り付けは、純正タイミングカバー(樹脂製)用のボルト穴を利用するので、加工の手間は一切ありません。
簡単に取り付け/取り外しができます。
素材は、リアルカーボン素材を使った本格仕様(注:ドライカーボンではありません)。


さらに、取り付けの際のボルトにも注目。
カーボンカバーはボルトで固定されますが、ボルトのストレスがカバーに掛かっては、破損の原因になりかねません。
破片がタイミングベルトに挟み込むようなことは避けなくてはなりません。
そこで、アルミのカラーを専用にデザインしました。
アルミカラーが受け側のプレートに対し接面するのでボルトのストレスはこのカラーに発生し、カバーにはストレスが掛かりません。
つまり、カバーはこれらカラーを介してフローティングしているのです。
僅かにフローティングさせると、いわばガタになります。
このスラスト方向へのガタはOリングを使って優しく押さえ込む様にします。
Oリングのラバーがクッションの役目をしているのです。
洗練されたカバーのデザイン、アルミカラーを使ったカバーストレスの回避、Oリングを使ってカバーフロートの安定、そして簡単な取り付け、レーシーなデザイン。
これがマルハの考えたタイミングカバーなのです。
赤く塗ったカムカバーと無塗装のカバー先端部。
この2つは元々一体ものです。注目して欲しい箇所は、壁。
先端側と本体側の仕切りの壁も元々同じ仕切り壁なのです。
2mmにも満たない壁から0.1mm程度の厚みを残してカットしたものが画像の先端部分なのです。
通常は、手作業でカットしたりします。
カット面は凸凹になって、それをヤスリやペーパーで一生懸命平らに修正します。
後は色を塗ってデコレーション。
しかし、やっぱりデコボコしています。それではカバーを作っても隙間が出たり、干渉したりで困る訳です。
そこで、マルハの高度なカット加工が登場となるのです。
カットした後に、徹底的に汚れと油分をスチームで除去し、さらにサンドブラストを掛けます。
ブラスト処理が行われた後に、もう一度スチーム洗浄。
それから、塗装の下地処理が行われ、焼付け塗装が数回施されます。
ブラストも含め、下地の処理をしっかりと行うことで、塗装の密着がよくなるのです。
中間工程でロゴが入れられ、このロゴも焼付けされます。
仕上がりは、光沢があり、塗装面が硬く、熱にも強いものになります。
エンジンルームには適してる仕上がりです。

折角丁寧に仕上げたカムカバーの塗装をボルトの面圧で簡単に傷めてしまいます。
専用の化粧ワッシャーを使って極力保護することを推奨いたします。