MARUHA MOTORS

エンジンクリーニング

長きに渡りエンジン内部に蓄積したカーボンなどの汚れは、どのように洗浄したら良いでしょか?

MARUHAでは最新インジェクタークリーニングで対応しています。

インジェクタークリーニングの仕組み

良く簡易的なケミカル剤として、燃料タンクに注入するものがあります。
燃料の中に洗浄液を混ぜるタイプですが、ガソリンの中には最初から洗浄効果のある成分が含まれています。
この成分で取り切れないものが内部カーボンになりますので、簡易的なケミカルではなかなか即効性を期待することは難しいかもしれません。

MARUHAでは、小型タンク内に洗浄剤を混合させた専用燃料を別体ポンプを使いインジェクターから強制噴霧させるインジェクタークリーナーを使用しています。

絶大な威力を発揮します。

先ず、燃料タンクからエンジンルームに届く燃料パイプ(コレクト・リターン)の2本をバイパスし循環させます。
車両側燃料タンクのガソリンは使わないのです。

機械に備える小さなタンクに洗浄剤とガソリンを混合させ、エンジンと配管を接続。
そしてこの機械(クリーナー)の専用ポンプを使い、エンジンを始動させる仕組みです。

アイドリング状態を数十分間維持し、その間インジェクターからはクリーニング効果の高い混合燃料が噴霧されます。

インジェクターノズル・インテークポート、バルブ、ピストントップと燃料フローに沿って各部を洗浄していきます。

効果の実証

このクリーニングを実施するとエンジン内部がピカピカになると想像される方には申し訳ありませんが、そこまでの洗浄は不可能です。

しかし、インジェクターノズル、バルブと主要な部位を洗浄液が通過することで、確実に効果が得られます。
その一端を確認する術が、バキュームゲージです。
実施前に取り付けたゲージで、エンジンのバキューム値を計測。
そのまま施工を続けていると、バキューム値が上昇することが分かります。
敢えて言うなら、性能が元に戻る(再生)様にしているのですが、これをバキュームゲージで確認してみると分かりやすいのです。

コモンレールにも対応

さて、これからがMARUH流インジェクタークリーニングの神髄。
NA・NB・NCのロードスターには関係がありませんが、ここ数年はコモンレールと言う技術が各社で導入されています。

従来エンジンのインジェクター位置はエンジンバルブの外側(手前側)。
通常はマニホールドに設置されています。

吸入空気の流れに沿ってガソリンを噴霧、空気と燃料を混ぜながら燃焼室に送り込む技術。
流れ的にはキャブレターと変わりがありません。

これをさらに進歩させた技術がコモンレール。
圧縮された燃焼室内に直接噴霧させる技術です。

考え方は、

などですが、圧縮された燃焼室に噴射するためにはより高い燃圧と複雑な制御が必要とされます。
この高い燃圧を再現し、燃焼室を洗浄する事の出来るインジェクタークリーナーはまだそれ程普及していないのです。
これがMARUHAの拘りのポイント。

ポート内にも噴霧

病院の点滴に似た商品も市場で見受けられます。
スロットルよりも外側に配置すれば、この方法でもコモンレール型エンジンに使用できます。
ロードスターであれば、スロットル後のマニフォールドにも取り付けができます。

しかし、良く考えてみてください。
一か所にポトポトと滴る液がエンジン全体に行き渡るには限度があります。
噴霧して吸入空気と上手に混合させるのではく、タラタラと流れ込む洗浄液はあくまでも簡易的な方法と考えます。

例えばMARUHAのインジェクタークリーナーは、インジェクターから洗浄液を噴霧させながら、別ノズルでインテークマニホールド内にも噴霧させる機能があります。

この技術により、マニ・ポートに洗浄液を噴霧させ、コモンレールの高圧インジェクターからも洗浄液を噴霧させることが可能なのです。

洗浄は大事です

簡易的な方法であろうとも、高価なインジェクタークリーニングであろうとも、全くやらないよりはやった方が良いのですが、ポイントは如何に効果的に行か?だと考えます。

そして、実はエンジンオイルの早めな交換サイクルも大変重要な要素になっています。
カーボンの蓄積はブローバイガス(吹き抜けガス)も大きく影響しています。
ピストンの摺動抵抗の低減、ピストンリングの固着抑制などは、オイルの管理状態で大きく差が出ると思います。
結果的に内部を長期に渡り良いコンディションを維持することに効果があるのです。

そして、定期的にインジェクタークリーニングを実施することで、さらにコンディションをキープすることに繋がります。

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