MARUHA MOTORS

NA8&NB用 ファイナル・ギヤ

ファイナル・ギヤはセット品

ファイナル・ギヤとは、ピニオンギヤとリングギヤの2点から構成されるもので、各単品での設定はありません。

ファイナル・ギヤのご注文を頂く際に、リングギヤも付いていますか?とご心配される方も時折いらっしゃいますが、必ずセットで管理されています。

ロードスターのデフは2種類

ロードスターはNA系・NB系と合わせて2種類のデフが存在します。

NA6用 ――小さいデフ (リングギヤ内径 96mm)
NA8&NB用――大きいデフ (リングギヤ内径 108mm)

NA6用はNA6にしか使うことが出来ませんのでNA8用を流用することは出来ません。 ファイナル変更希望の方は、当社から供給されています4.8用ファイナルをご検討ください。

NA8 標準ギヤ比 4.1
NA8(#40万番) ギヤ比 4.3
NB6 標準ギヤ比 4.3
NB8 標準ギヤ比 3.9


上記互いのファイナル・ギヤの互換性はありますので、流用は可能です。

ファイナル・ギヤの設定

当社では、これ以外に以下のギヤ比の設定をしております。


メリット&デメリット

ファイナル・ギヤの変更は限られたサーキット内でのセッティングに大変有効です。
特に非力なロードスターは、カムチューニングにより、高回転型に特性を変化させるのが一般的なメカチューニング。
そこで、ファイナル交換。
実用エンジン回転域を狙ったゾーンに入れて、非力と言えどもエンジン性能を極力使い切る、これがコツです。

但し、マルチにどこでも都合が良いわけではなく、走行場所が異なれば逆にシフトのタイミングやk~がり具合が悪くなる場合もありますので、理解が必要です。
また、ローギヤー化を行うにつれて、高速走行での回転数が若干高めになります。

6MTには4.1がお勧め

NB8から6MTが搭載されています。 標準ファイナル・ギヤは3.9. 少しハイギヤードの設定になっています。
そこで、当社では4.1ファイナルを推奨しております。
6MTの場合は、6速がハイギヤになっている為、ファイナル変更後の高速移動でも、6速ギヤは充分な許容と言えます。
また、NA8の方が5MTから6MTにスワップされる際にも、デフはそのまま4.1にされておけば当社の推奨するギヤ設定で楽しいドライブが可能になるわけです。

勿論、ギヤの決定はオーナー次第。
4.3や4.7などのローギヤをチョイスされる方も大勢いらっしゃいます。

セットパーツがお徳

ファイナル・ギヤを交換する際には、ピニオン側のベアリングやコンパニオンフランジのオイルシールやロックナットなどが必要。
つまり、純正部品が必要なわけです。

当社では、色々なパターンの需要に対し、お得なセットパーツの設定もございます。
自慢のオリジナルLSDや強化デフマウントなどの一括セットもありますので、是非ご検討下さい。

NC用には流用は不向きです


NC用もリングギヤの内径は同じ108mmになっています。
しかし、リングギヤの厚みがNA系NB系のものとは異なり、薄く出来ています。
 

そのため、NA・NB用のファイナル・ギヤをNCに流用する場合はLSDの取りつけセンターがオフセットし、サイドからインサートされるドライブシャフトの位置関係も同時にオフセットされてしまいます。
フランジ部シールからのオイル漏れの原因になる可能性もありますので、充分注意が必要です。

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