| 適用 | ： NA6CE(B6)/NA8C(BP) |
| 各部純正サイズと同寸 | 他社ピストンとの共用可能 |
Price： 180,000.yen/set
当社がレース車両に採用しているものです。
ＴＩＬＴＯＮ社に特注したものです。
一言でいうなら、強烈なクラッチです。
雑誌で紹介されたため、問い合わせは結構ありましたが、ストリート使用の目的のユーザーへの販売は全て断りました。
使い方を誤るとトラブルの原因になりかねないからです。
ディスクは5.5インチの直径で大体フロッピーディスクほどの大きさです。
ツイン構造で当然ダンパーは付いていません。
従い半クラッチの範囲は極端に狭くストリートではかなりつらい操縦性になります。
回転物(クランク)のなるべく中央に重いものを集中することで、パワーのロスを防ぎます。
このツインクラッチもコンパクトなためスプリントレースには最適な製品です。非常に軽量なため、フライホイールとあわせても総重量は4.8ｋｇしかありません。
ロック率はかなり強いので、ＬＳＤの効き具合もかなり向上します。実際のコーナーリング時にデフの効き具合が悪い場合イニシャルが落ちているだけではなく、クラッチが滑っていることもあるのです。
クラッチディスクが大きくなると接地面積も増え、高い圧着力を必要とせずに伝達が可能になります。
ＢＰのディスクが約２０ｍｍ Ｂ６よりも大きくなっているのはこのためです。ただベルハウジングの容量は限られている為、苦し紛れでフライホイールの形状をかえて、下駄のような形状を作ったわけです。ＢＰ用のフライホイールが変な形をしているのは、大きめなディスクを優先させたからなのです。
ディスクが大きくなると中で波を打って回転し始めます。これにより、部分的にトルクが伝達してしまったりして、ギアの入りが悪くなります。
そのためクラッチリリースのストロークを大きく取って余裕を持たせますが、ドライバーにとっては負担が大きくなります。
スプリントレースでは僅かにペダルを踏んで素早くシフトチェンジが出来れば良いわけです。