MARUHA MOTORS

マルハモータース テクアド 水没車 For Roadster

テクアド 水没車(2003/8/21)

西部警察が残念な事故を起こしてしまいました。
事故の様子をTVで見ましたが、軽いTVRにハイパワーを掛けすぎてコントロールを失った様子でした。
“何も あんな所でアクセル開けることないのに、・・・” と思うのですが、若気の至り。
良い所を見せようと張り切りすぎた様です。

渡社長の会見は見ていませんが、大変好感の持てる誠意のある内容だったと高評価を得ているようです。
ピンチの際の社長登場。
流石です。

“自分が・自分で・・自分に・・・・自分です。今回の件は、みんな自分です。すみません。”

こんな内容であるわけないのですが、渡哲也さんのイメージだとどうもこんな記者会見を連想してしまいます。

さて、コントロールを失ったTVRでは避けられなかった今回の事態。
避けられないと言えば水害。

さえない天候が続く今年の夏です。
溶けないで済むので、マルハ陣としては少し楽なのですが、全国的な天候不良で、サイトをご覧の皆様にも水害に遭われた方もおられると思います。
お見舞い申し上げます。
去る7月に静岡地区でも大雨が降りました。
過去に七夕豪雨と言う大洪水に見舞われている静岡ですが、その時の時間単位雨量を上回る集中豪雨となりました。
マルハは何の影響もありませんでしたが、海岸地区で大きな水害が発生。
地区全体が水没してしまいました。 
そんな事は知らずに、翌日快晴の仕事日和。
いつもの如く元気にバリバリお仕事ーの最中に電話で“水没しちゃいました〜。”との知らせに慌てて速攻積載車の出動。
到着すると、地区全体が積載車と牽引車の大群。 
市内にこんなに積載車は存在していたのかと驚かされるほどの数。 
町の殆どの車が水没したのです。

愛車のロードスターが車庫の奥に居ました。
見たところは綺麗ですが、実際にはセンターコンソールの灰皿に水が。
“アリャリャ〜。コリャひでーなぁ”と思わず声が出てしまう有様。

持ち帰り、エンジンオイル、ミッションオイル、デフ、全てのオイルを抜き浸水具合を確認。 
内装をはぐり、フロアカーペットもめくり、水抜きに専念。

マフラーも触媒から外し浸水を確認。 ドビャーと出てくる水。
最悪です。オーナーの悲しげな顔が浮かびます。

主な機能系は無事でしたが、オルタネーターやECUは交換。オーディオもダメ。
クラッチは張り付き、O/Hの羽目に。 ハブベアリングはどうしようか検討中。
高くつきます。

水害の被害は仕方がない面もありますが、自分で壊してしまうケースもあります。
道路に溜まった水。 行けそうな?やばそうな?・・ウ〜ム。 と周りの車を見るとみんなイケイケGOーGOー。
俺もイッちゃおぅとバシャッーと突入。

まず、デフやミッションはブリーザーと言うエア抜きが上部にあります。

キャリパーピストン
キャリパーピストン
 

つまり浸れば水が入ります。
エンジンは下側からは水は入り難いですが、エアクリーナーから吸えば、ウォーターハンマー現象で簡単に壊れます。
燃焼室に入り込んだ水は圧縮の妨げとなり、コンロッドが曲がりエンジンはロックします。
完全に終わり。

ホイールのハブベアリングにも水は入ります。
頑固な4WD も同じです。
電装系の部品は不具合の原因となります。 
最悪エンジンは止まります。 
マフラーテールからは当然水が入ってしまい、浸入した水は簡単に出す事が出来ません。
エンジン吹かせば何とか・・と考えていては間違い。

“そんな時はどうすれば・・” 簡単、迂回をして下さい。“それも出来ない場合は・・”
すみません。そんな事まで知りません。

宣伝でガンガンと4WD車が川に入り、楽しげにレジャーをアピールしますが、整備書には水に入った直後に各部のグリースアップを促しています。
この手の4輪駆動車のハブベアリングが錆びてガタガタになっているケースはよくあります。
駐車していての浸水と走り込む浸水は少し状況は違いますが、結局 水に無敵な車は無いのです。
定期的なメンテナンスの上に成り立つものと考えてください。


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