ミツオカ01チューニング

遠くに見えるはアルプス連峰。
こんなところでステアリングを握れば、楽しさは倍増である。

コンパクトに収まるマルハ4連システム。
45mmボアのスロットルボディからパワーが絞り出される。

ミツオカ01はロードスターのユニットをそのまま使ったもので、マルハにとっては得意な分野に入ります。

今まで培ってきたマルハの技術やパーツ製品が発揮できる車なのです。

日本で新たに認可された自動車メーカーとして話題を集めたミツオカ。 
ミツオカ01は全体的な印象をスーパーセブンにオーバーラップさせながらも、ユニットやサスペンションシステムの大半をマツダロードスターのユニットを使った純国産スポーツカーとして産声を上げた。

最初はB6が搭載され,その後BPユニットに移行されて行きます。 
残念なことに、現在は生産が終了。
もはや新車を購入することはできません。
この車の生産に終止符を打たせたのは、サイドインパクトの安全性。 
軽量を命とするこの手のスポーツカーは丹念なフレーム組みからその骨格を形成するも、横方向からの衝突には流石に弱く、スタイリッシュな骨格を維持しながらでは益々厳しくなる安全基準をクリアする事が難しい。 
つまり、規制による生産終了がどうもその背景と言える。 
では、サーキットスペックとしてパーツから新車01を作ろうと試みても、実はこれも叶わない。 
ミツオカではフレームのストックがないからである。 
スポーツカーのフレームは何処にでもある鋼材ではなく、肉厚、素材を考慮した特殊鋼が採用されている。 
車作りに適した材料が使われており、生産終了している現時点では余剰のフレームの用意がメーカーにはないのである。

フレーム以外のパーツストックはある様だが、ロードスター流用のコンポーネンツだけに、フレームさえ手に入れば後は何とかなる。 
実に残念な話である。

 

 

勿論、再製造が難しい訳ではなく、全てがコストの問題。 
国産で難しければ海外生産での話もある。
外車として日本輸入する手もアリなのだが、これもコストとの兼ね合いであろうと推察する。

さて、話をチューニングに戻そう。 
車重が軽いミツオカ01は、そのままでも実は十分に速い。 
120−130PSのパワーも軽い01には程ほどにバランスが良いものなのかも知れない。 
しかし、人間わががまま なもので、もっと豪快に、あるいはもっと強烈なパワーを求める人達がいる。 
お世辞にも使い勝手が良いとは決して言えない"走りのミツオカ01"オーナーたちが、モアパワーを求めても何の不思議もない。

モアパワーはパワーウエイトレシオに大きく影響される。
例えて言えば、軽いバイクに5PS追加すれば簡単に違いが分かるが、重い4輪自動車に5PSでは殆どの方がその違いに気づかない。 
ミツオカ01は4輪の中では圧倒的に軽い。 
マルハにとって、ミツオカ01は大変チューニング甲斐のある車種なのである。

軽い車に重いターボは似合わず(個人的な意見だが)、NAチューニングを先ず基本とし、吸排気が大切になる。

そこで、問い合わせや依頼が多いのが4連スロットル。 
排気系もミツオカ純正は ?? となる代物で、これは正直もう少し何とかして欲しかった出来栄えである。

マルハではエキマニのワンオフ製作は対応していない為に、こちらの作業は丁寧にお断りをしているが、吸気系とエンジン系についてはご相談頂ければ幸いである。

オーナーご自身で依頼をされた、ワンオフ品。
美しい輝きにこちらも力が入る。

今回紹介するミツオカは、鍛造ピストン、264度カム、45mmボアの4連スロットルで、制御はフリーダムECU。 
弊社計測では210PSまで達する。 パーツから、プログラムまで全てマルハオリジナルパーツで構成されるメニューである。 
ロードスターの様には簡単に交換できないクラッチも一括してパワークラッチに変更。 

  

低速でも安定して乗り易い仕様でありながら、一気に回るレブが魅力的である。 
どこか危ない香りの漂うエキゾーストは独特で、公道を走るレースカー的な顔に変貌してしまう。 
タイヤのトレッドなどをもう少し変更できたら良いのが、フェンダーの幅にそれほどの余裕が設けてなく、ワイドトレッドは現状のままでは難しい。 
市場の需要があれば、この辺りのボディーパーツや、サスペンションなどがアフターで充実されたであろうが、スペシャルショップがある分けでもなく、物足りなさを痛感している。


画像からお分かり頂けると思うが、全体のラインも美しく、内装などの造りもケーターハムなどに比べても質が高いと思う。 
海外的なステイタスがゼロに等しく、理由はミツカオの輸出実績がないからである。 
仮に異国のどこかで疾走するミツオカ01が存在するとすれば、個人的な手配によるもので、全く素性が分からないのが実態である。 
日本の質の高いセブンが英国を走り、ニアーン氏が閉口するする姿を見たい欲張りな気持ちがある。 
さらに、使われるコンポーネンツがロードスター(MX−5)であり、同時にロードスターでブリティッシュスポーツの一角を再認識させる機会にも成り得たかもしれない。

そう考えると、益々もって01が製造されていない現状が残念でならない。 
webで情報を集めれば、まだ数台の中古車が販売されている。
価格は今もって結構なお値段で、そう簡単に買えるものでもないが、特殊性の強い車だけに恐らくはその保管状態も大変良いだろうと期待する。 
興味があれば、一見の価値は大いにある。

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